デス・ストランディングに出てくるクジラ化石の実物を国立科学博物館に見に行ってきた話

一切なんのひねりもなくタイトル通りです。デス・ストランディング聖地巡礼的なことをするんだったらアイスランドのブラックサンドビーチ(下記の動画参照)にでも行ければ良いんですがちょっと難しいので、まあ、近場ということで……。

www.youtube.com

 

 なんのこっちゃという人のために一から説明するとデス・ストランディング作中の小道具に国立科学博物館の展示資料が使われています。*1

 

 

ハートマンの家で天井から吊り下げられているクジラの骨格標本がそれです。

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『DEATH STRANDING』作中に出てくるクジラの骨格標本

 

エンドロールのクレジットにもしっかりと「National Museum of Nature and Science,Japan」とあります。

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『DEATH STRANDING』エンドロールより

(それにしても字が小さい……)

 

そういうわけで上野の国立科学博物館地球館B2、「水に戻った四肢動物」の展示エリアに行けばハートマンの家にあるものと同じものを実際に見ることができます。

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左下に小さく写っている化石がハートマンの家にあるのと同じやつです。(ちなみにツイッターで右の大型の化石の写真を上げ「ハートマンの家みたい」とつぶやいてる人を見かけましたがそちらはティロサウルスというモササウルスの仲間で、クジラどころか哺乳類ですらないです。各位間違えないように。) 

 

 作中では「クジラの骨格標本」としか説明されませんがドルドン・アトロクスという初期クジラ類の絶滅種です。

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ちなみに産出地はエジプトだったりします。

 

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左がゲームのスクリーンショット、右が実物の写真です。こうして並べてみるとゲーム中のモデルの再現度の高さがわかります。

 

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スクリーンショットと写真を比べて気が付いたんですが、ハートマン邸の天井の構造って実際の科博の展示スペースとほぼ同じ作りになっているんですね。

 

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ドルトンの激かわポイントである後ろ脚もしっかり再現されています。

 このエリアの近くには人類の進化に関する展示なんかもあったりしますし、ゲーム中にもチラッと名前の出てきた三葉虫アンモナイトなんかの化石も見ることができます。現在、国立科学博物館では2020年2月24日まで特別展「ミイラ」を開催しており、様々なミイラの実物展示だけでなくエジプトやインカの死生観の解説やミイラ作りに用いられた「タール」の展示、アイスマンに関するコーナーなどもあるので常設展だけではなく、そちらもデス・ストランディングをプレイした人は楽しめるか思います。*2

売店にはクリプトビオシスもといクマムシのぬいぐるみなんかも売っていたりします。

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余談ですがハートマンのようにドルドン・アトクロスの全身骨格を家に飾ることは難しいかも知れませんがドルドンの歯の化石くらいならAmazonで買えたりします。*3

 

ところで科博と目と鼻の先にあるヨドバシカメラ上野がBRIDGESの配送センターに見えるのは私だけですかね?

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国立科学博物館のひみつ 地球館探検編

 


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『デス・ストランディング』プレイ日記⑦

前回からだいぶ時間が空きましたが今現在Episode09クリアしたところです。

 

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『DEATH STRANDING』より

この2週間何をしていたかと言うと国道を全線開通させたり、雪山の山中にレベル3のセーフハウスを作ったり、山岳地帯にジップライン網を築いたり、ピーター・アングレール以外のプレッパーズの親密度を5にしたり、ピザを届けたりしていました。このゲーム面白いですね。

ピザと言うとEpisode09終了時にピーター・アングレールから届いたメールで「ピーター・アングレール❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗てめえ💢💢💢💢💢💢💢💢」となったんですが、よくよく考えると「ピーター・アングレール」という名前自体がヒッグス粒子ノーベル物理学賞を受賞したピーター・ヒッグスとフランソワ・アングレールから来ているのにもっと早く気が付いておくべきでしたね……。

www.cnn.co.jp

完全にHIDEOに一杯食わされたと言うか、こうもあからさまなヒントを出された上で全く気が付かなったのがとても悔しいし、PWのかくれんぼを思い出したり……。

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『DEATH STRANDING』より
ヒッグス、絶対にこの体勢でプライベート・ライアンの冒頭15分を見ながらピザ食べてたと思う

上の画像を見ての通りBRIDGESのメンバーはママーが白、デッドマンが赤、ハートマンが青とそれぞれ星条旗カラーがイメージカラーになっているんですよね。アメリも赤のドレス、ロックネも青の服と星条旗カラーの服を着ていますが、ダイハードマンだけは黒がメインと星条旗カラーではなく、そこにサムと同じ青白赤のラインが入ってるちょっと外した感じになってます。一方、サムの着ている服もゲームスタート時は白、ブリジットの死体搬送時は赤、それ以降は青と変わっていっています。

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『DEATH STRANDING』より

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『DEATH STRANDING』より

まあ、だからなんだというわけじゃないんですが終盤にかけてサムがダイハードマンみたいな黒い服を着たりするのかなとかすこし思ったり。


星条旗というとUCAに加盟してもらって親密度を最大まで上げるとスターがもらえるのもアメリカ合衆国に州が増えるごとに星条旗の星が増えていったのから来てますよね。青地に白い星ですし。

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『DEATH STRANDING』より

前回も同じようなことを言った気がしますがマウンテンノットシティ到達後、プレッパーズのシェルターにカイラル通信を繋いでいくことで点と点が繋がり”デス・ストランディング”という謎の輪郭が浮かび上がっていく展開が非常にワクワクして良いなと思いました。過去のDSを記録したイベント堆積物やアラモサウルス、ブリッジマナイト、非常に保存状態のいい化石などの自然科学の内容を混ぜ込んだハッタリの効かせ方なんかもかなり好みです。

natgeo.nikkeibp.co.jp

↑たぶんこのノドサウルスの化石も臍帯が付いてる。
 

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『DEATH STRANDING』より

エッジノットシティに着いた時にふと空を見上げたら晴れ間が覗いていたのが(直前のよくわからないブヨブヨの気持ち悪さも相まって)なんかグッと来たりしました。このゲームの空は基本的に曇りか雨ですし。

 

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『DEATH STRANDING』より
武器を飾ってるショーケースに入るアメリ、あまりにもあからさまな気がする。

アメリも相変わらず怪しさ満点ですがストーリーは結局どこに着地するんですかね、これ。アメリカ横断の旅も復路に入りいよいよ終盤といった感じですが、プレイ時間がすでに90時間を超えおり、トータル100時間以内でクリアできるかだいぶ怪しい感じになってきました。(クリアまで40時間とは何だったのか)

 

まさか発売からひと月近く経ってもまだクリアしていないとは思っていませんでしたが、あとはストーリーを進める以外最後のピザ配達とドキュメント集めくらいしかやることがないし、そろそろ本格的にネタバレが怖いので今週中にはクリアすると思います。たぶん……

 


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『デス・ストランディング』プレイ日記⑥ 11,12,13日目

今回はまでepisode7終了まで

 

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『DEATH STRANDING』より
  • マウンテンノットシティ付近の国道を一部復旧させたんですがぐねぐねとした曲がり具合がいかにも山の中に道を通してるといった趣で非常に良いですね。

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『DEATH STRANDING』より
  • 加速の標識置いたりしたい。
  • メタルギアシリーズは史実とフィクションの織り交ぜ方が絶妙でそういう部分も好きだったんですが、デス・ストランディングはそれを人類史や地球史の規模でやっていて非常に良いですね。”ステンシル”のくだりで本当にゾクゾク来ました。実際に手形のステンシルって世界各国の洞窟壁画から見つかっていて、こういうのをゲームの設定に絡めてくるあたりが本当に最高ですね。

    natgeo.nikkeibp.co.jp

  • 北米大陸を東から西へと合衆国開拓の歴史をなぞるように遠征をしている一方でマッツ・ミケルセンとの戦闘パートでは第一次世界大戦からのアメリカの戦争の歴史をなぞっていくようなので行き着く先が楽しみですね。開拓が西海岸まで到達したあとアメリカは所謂帝国主義へと進んでいくわけで、トレーラーの感じからすると今後ベトナム戦争のステージも出てくるだろうし、アフガニスタン紛争も出てくるのかなと
  • デッドマンへの印象がだいぶ和らいだ一方で、ダイハードマンがBBの記憶に出てきたりと胡散臭さがうなぎのぼりでこちらも先が楽しみです。

 

前にも書きましたがこのゲームの環境ストーリーテリングすごいですね。例えば冒頭の大統領の死体を焼却場まで運ぶところでプレイヤーは初めて他人の置いた梯子が設置してあるのを発見するわけですが、その梯子の設置者の名前を見ると「イゴール」って書いてあるんですよね。死体処理班の彼です。それに気がついたプレイヤーは「彼は死体処理班なので当然この焼却炉までの長い道のりを今まで何度も日常的に行ったり来たりしていたはずで、この梯子もその時に設置したんだろうな」とか、「プレイヤーと同じようにこの道を歩いたのだろう」「この”いいね!”が誰かに届くことはもう無いんだな」とか考えてしまうわけです。同じように今から越えようとしている崖に他のプレイヤーのロープ用パイルが設置してあれば「誰かがここを降りてきたんだな」「向こう側からも人が来てるのなら、このルートはそんなに間違ってはないのかもしれない」と考える。他のプレイヤーが設置したものすべてが他の配達人の物語を想像させるものとして機能しており、制作者が用意せずともフィールド上に無数に物語が溢れゲームの世界に深みを与えていて、これは本当にすごいなと。

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『DEATH STRANDING』より

発売からそろそろ2週間になりプレイ時間も50時間を越えたにも関わらず、国道建設やピザの配達にかまけて本編が全く進まず、終りがまるで見えないんですがクリアまで何時間かかるんですかねこれ……。ストーリーも面白くなったのでそろそろ先に進みたいんですが横道にそれるのが面白くて面白くて……。

 

 

ところで『THE ART OF DEATH STRANDING』のAmazon限定版いくらなんでもなくなる早くないですか?????


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『デス・ストランディング』プレイ日記⑤ 8,9,10日目

 今回はepisode6終了まで

 

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『DEATH STRANDING』より
  • 何かと話題の浜村さんのシェルターを見つけたのですがすごい場所に住んでますね彼……。(ミュールに奪われた傑作タクティカルアクションゲーム、一体何タルギアなんだ……)
  • Qpidを新しいものに変えたのと前後してプレイベートルームに出てきたアメリとの会話が一方的になったり、通信が途絶えたりするあたり、どうしてもMGS2の大佐を思い出してしまいます。

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『DEATH STRANDING』より
  • サムが複数人居ることを匂わせるメールがまた届いたけどこれ絶対に伏線ですよね。
  • K7到達後メールが来てるのに気が付かず、目の前にプレッパーズの落し物を見つけて近隣のプレッパーズをUCAに加盟させていくことでストーリーが進むのかと勘違いして無駄に雪山を登山してしまった。
  • 雪山、ブーツはすぐに壊れるしスタミナはゴリゴリ減っていくし本当に大変ですね……。
  • マップを見てこのルートなら楽に行けるかなと思ったルートが実際に行ってみたら断崖絶壁だったみたいなことが多すぎる。(マップに等高線を重ねて表示する機能欲しい……)
  • 繋がり合っていて力を合わせれば天才的な発明ができる双子とかミドルネーム、ファミリーネームが役割や所属を表してたりというあたり、何となくヴォネガットの『スラップスティック』を連想したり。 


スラップスティック―または、もう孤独じゃない! (ハヤカワ文庫 SF 528)

  • そのへんで荷物を運んでいる野生のポーターの荷物の量を見ると如何にサムが異常かわかるし、伝説の配達人というだけあるという感じがする。
  • あらためて思ったのですがこのゲーム他人の置いた梯子やロープがそのまま「他の運び屋がここを通ったんだ」という環境ストーリーテリングになっているのすごいですね。

 

総プレイ時間が40時間近くなってきたんですがまだまだ終りが見えません。IGNなんかの事前レビューなんかだと大体40時間でクリアと書いてあった気がしますが、まあ、たぶん国道造りや脇道にそれすぎた気がします。

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『DEATH STRANDING』より

速度のステータスが全く上がらないんですがどうすれば増えるんですかね?

『デス・ストランディング』プレイ日記④ 7日目

 

本日はK6到達からepisode4クリア、episode5の初めまで

 

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『DEATH STRANDING』より

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『DEATH STRANDING』より
  • 「BRIDGESはロゴマークに蜘蛛の巣の意匠を使っているが蜘蛛の巣って獲物を捕まえるための罠だよね」みたいなことを発売前に言っていたんですがマッツの待ち受けていたここ完全に蜘蛛の巣でしたね。
  • BBの記憶で見たクリフとは随分様子も変わって記憶も失っている様子でしたが一体何が……(まあ、たぶんろくな事じゃないが)
  • これやっぱり今からノーマン・リーダスマッツ・ミケルセンとBBの3人で箱根にでも温泉旅行に行ってめでたしめでたしという感じじゃ駄目ですか?
  • episode4をサクッとクリアしてママーの研究所へ。「カイラル通信を繋いだことによるカイラル濃度の上昇が予想より高い」とか怖いことを言い出すのでまたしてもこれやっぱり繋がないほうが良いんじゃないかと思ったりするがママー曰くたとえ間違っていてもやるしか無いらしい。
  • 研究所をあとにしてジップラインを使えるようになりました。トラックは便利だけど谷は越えられないし、この辺柱状節理だらけで走りづらいなと思ったらジップラインで楽に移動できるようになって嬉しくなってしまう。BRIDGESトラック使えるようになった時も思いましたが、このゲーム本当に新しいことできるようになるタイミングが良いですね。プレイヤーの心理をよく考えて作ってある気がします。
  • 柱状節理というとトップの画像の滝の周りの絶景すごかったです。ただ自分がプレイしたときは「絶景」を示す看板が目立つ位置に立っており、その看板自体が逆に絶景を台無しにしていて微妙な気持ちになったり。あんまり風景が騒がしくなるのも嫌だし今後は看板の表示オフでも良いかもしれない。
  • あと絶景というと面白さを言語化するのが難しく口コミがあまり期待できない分フォトモードを追加してSNSでプレイヤーにフィールドの美しさをアピールしてもらっていくというのも戦略としてありじゃないかなと思いました。というかフォトモード欲しい。

 

カイラルアーティストに関してネガティブな意見をTwitterで結構見たのですがぼくは一連のイベント結構楽しめました。でもまあ、あのキャスティングは監督の趣味優先という感じがしますし、悪く言ってしまえば職権乱用だと思うんですがこのゲームのキャスティング1から10まで職権乱用みたいなもんですからね……。(ノーマン・リーダスを全裸にしたり、マッツ・ミケルセンの赤ちゃんになったり……)(レア・セドゥをわざわざ呼んでおいてやらせることが「ボム兵持ち込み」なのとか本当に酷いと思う)
ただカイラルアーティストに関しては演技のぎこちなさに対してイベント後のメールで英語が母国語ではないというエクスキューズを用意してあるあたり流石だなと感心しました。


これもTwitterで話したんですがこのゲームは海外のAAA級タイトルを作っているスタジオに比べてかなりの小規模集団でオープンワールドゲームを作るにあたって工数を減らす工夫をとても凝らして作ってる感じがします。具体的に言うと「時雨の影響で野生動物は居ない」「登場人物の多くが時雨の影響でシェルターに隠れており、出てくるのがホログラム」「まれにフィールド上にいるポーターやミュールも時雨対策と制服でみんな同じ服装」「過去作で言う無線やテープはすべてテキスト」といった感じで。あとこれはTwitterで教えてもらうまでまったく気が付かなかったんですがこのゲーム樹木が全然出てこないんですよね。曰く樹木は同じものを並べるとすぐにバレるので調整が大変なうえ、移動やロードにおける処理も重くなるのでオープンワールドゲームにおいて鬼門らしいです。そういった事情のある樹木を言われるまで気が付かないレベルで違和感なくフィールドから消してるあたり確かに感心してしまいます。あの世界で野生動物がどうなっているかに関してもオープニングの段階からプレイヤーに見せたりとかそのあたりのプレイヤーへの受け入れのさせ方も流石だなと。初代メタルギアの「マシンスペックが足らず敵兵を大量に出すことができず工作員が単独潜入して敵から隠れて進むステルスゲームを作った」という話のように小島監督はこの辺のゲームの世界設定、システムをゲーム制作に使えるリソースを考えながら構築していくのがとても上手いなあと毎回思います。設定をポストアポカリプスにすることでフィールド上には小規模な集落とちょっとした街がある程度で規模の大きな都市や建物、大量の人を作る労力を省いてるオープンワールドゲーム自体は結構あることはあるんですが(それこそBotWやホライゾンゼロドーンとか)、デスストみたいに世界観のレベルから工数を減らす工夫を凝らしてゲームを作っていくというのは中々見ない気がします。このあたりに関してゲーム制作に関する専門的な知識のある人が解説した記事なんかを非常に読みたいところですが誰か書いてくれませんかね……。

あれだけ排泄だシャワーだと作っておいて食事がクリプトビオシスしかないのもフード理論的な演出上の理由なのかコストの問題なのかその両方なのか気になります。このゲーム遊んでると山の上にシングルバーナーとかクッカーを持ち込んでコーヒー淹れたりカップ麺食べたりとかしたくなりますし、食事の要素を検討しなかったわけがないので食べ物がクリプトビオシスしかないのもなにか理由があると思うんですよね……。ぼくとしては雪山で虚無みたいな顔でコーヒーをズズズッとすするノーマン・リーダスが見たいんですがそれはまたそれとして……。

 

発売から1週間経ちましたがこのゲームを遊んでいると大きな道路沿いに大きな店ができたりして街が発展していく様子や僻地が取り残されていく仕組みが体感できる感じがします。エルダーへの配達とか滞ってしまっているのでジップラインも使えるようになったことだし、たまには行くかなとか一旦東部に戻って配達をしようかなとか考えたり。とは言えそろそろSNSでクリアした人をポツポツ見るようになってきたのでこの土日はネタバレに気をつけつつペースを上げてストーリーを進めていこうと思います。発売前は1週間もあればエンディングまで行けるかと思ってたんですがね……。

 

 


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