ASUS T100TAにChromeOS Flexを入れてみたのでインストール時のトラブルとその対処法のメモ書き

スマホの買い替えに伴い古いデータを整理していたら部屋の隅でホコリを被っていたASUSのT100TA-WHITE-Sの存在と今年6月にGoogleがChromeOS Flexの安定版をリリースいていたのを思い出したので、T100TAにChromeOS Flexを入れてChromebook化してみました。その際のちょっとしたトラブルと対処法に関するメモ書きです。

 

 

T100TAはASUSが10年近く前に発売していた脱着型のキーボードドッグにHDDを搭載しているのが特徴の2in1タブレットです。OSはWin8.1 32bit、CPUはIntel Atom Z3775、メモリは2GBと当時としても非力でしたが艦これ用のタブレットとして一部で人気だったみたいです。

対してChromeOS Flexの最小要件は

なので満たしていませんが、ネット上には入れてみたという人が複数おりどうせ使っていないのでまあ駄目元でやっていきます。

 

USBフラッシュメモリでインストールメディアを作り、キーボード側のUSBポートに差してインストールしていきます。(このあたりの細かいことは他所の記事を参考してください。)

ascii.jp

無事にインストール完了したものの、ここでトラブル発生。再起動するとOSがWindowsに戻ったり「preparing automatic repair」と自動修復画面が出てきたりしてしまいました。調べてみるとどうにもChrome OS FlexがCドライブ上のWindowsに置き換わる形ではなく、Dドライブつまりキーボードドックの中のHDD上に存在する形になってしまっているようです。

 

で、検索するとRedditで解決策を見つけました。

www.reddit.com

「キーボードを開いてHDDを取り外して強制的にメインステージにインストールしろ!!!」

 

というわけでキーボードドックを分解していきます。キーボードドックの裏に見えるネジ4つとヒンジ側のゴム足の後ろに隠してあるネジ2本を外せば簡単に開けられ、そのままHDDにアクセスできます。記事にするつもりがなかったので写真等ありませんがT100TAなんてニッチなPCを買っていてその上Chromebook化をしようとしてる人ならそんなには難しくないと思います。もし分からなければ「T100TA HDD換装」等で検索すればいくらでもレポが出てきます。

 

あとはHDDを外して組み直し再度インストールを行います。今度はインストールが無事に終わり、本体スピーカーから音が出ないのと画面の明るさが最大から変えられず目が潰れること以外はなにも問題なくインストール出来ました。……この辺は用途によってはかなり致命的な気がしますがサポート終了したWin8.1を入れてるよりは良いと思うことにします。

ついでに取り外したHDDはHDDケースに入れて外付けHDDとして使っていくことにしました。(正直本体よりこちらの方が有用そう)